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としのすけのワインハウス

としのすけのワインハウス

2005年03月(2)

2005年03月

ラ・キュベ・ミティーク [2001]ラ・キュベ・ミィティーク(2001)
2005/03/17 自宅にて

ふくろうのマークのエチケットで知られるラ・キュベ・ミティークは、南仏、ラングドック・ルーションのヴァン・ド・ペイ(地ワイン:産地名がエチケットに記載され、異なる産地のワインとのブレンドは禁止)です。
創り手はフランスワイン業界をリードする「ヴァルドルビュー・グループ」。
ヴァル・ドルビューは1967年にラングドック・ルーションの17の農協と200軒程の独立した葡萄農家が所属して結成された共同組合です。
今では、このグループの葡萄農家も2000軒を数え、自分たちのつくったワインがラ・キュベ・ミティーク用に選別されるのを誇りに感じて生産に励んでいるそうです。
ラ・キュベ・ミティークが一躍?有名になったのは、かのRP先生が、ラングドック・ルーション地方のヴァン・ド・ペイとしては破格の高得点をつけたから。
そんな後押しがあったとはいえ、品質の高さは本物だと思います。

ボトルは極めて一般的なものですが、このワインのコルクは上等で長い(5センチ級)です。
長期の保存に楽々と耐えるでしょう。
色は、つややかで透明感もある深い赤紫です。
2001年でも、全くオレンジを感じさせません。
香りは、残念ながら若干のコンクリート臭が感じられますが、30分程度のデキャンティングで全く問題なくなります。
味わいは、赤・黒の濃厚な果実味、プラムのような酸味を中心に、杉、控えめな樽、タバコ、なめし皮等の複雑なニュアンスが去来。
時折、ふっとヴァニラも感じられ、なかなかのものです。(^^)
バランスも、やや硬さが残るもの、大変結構な按配です。
タンニンは極めてなめらかで、シルキーと形容しても良いほど。
フィニッシュは、柔らかい収斂感とプラム系の酸味で、長く余韻を味わえます。

HP:8

流石は「スーパー・ラングドック」と呼ばれるだけのことはあります。
下手なボルドー・シュペリエール・クラスを軽く凌駕する程の味わいだと思いますね。(^^;)
特にこの2001年は、としのすけが今までに飲んだどのキュヴェ・ミティークよりも美味しくいただけました。
以前の通りの価格(1000円切るくらい)であれば、HP:9-辺りを出しても良いくらい感動的な美味しさなのですが・・・1300円以上する価格を考えると・・・まあHP:8で勘弁してもらいましょう。(笑)
家内の学生時代のお友達のみなさんと一緒にスキーツアーでした。
ビールに焼酎、梅酒に缶チュウハイといろいろ飲んだのですが、ワインは2種。

プティ・グランポレール 500ml北海道 ミュラー・トゥルガウ ~初摘み~ [2004]プティ・グランポレール 北海道 ミュラー・トゥルガウ(2004)
2005/03/20 軽井沢プリンスのコテージにて

北海道、余市にある、3haの契約栽培畑で大切に育てられたミュラー・ツゥルガウ種ブドウの初摘み果実で造られているそうです。
北海道のワインというと、つい「おたる」のような、甘い葡萄ジュースのような白を思い浮かべてしまいますが、このミュラー・トゥルガウは、フレッシュな酸味が味わえて、甘さが目立ちすぎない、よいバランスのワインだと思いました。
ただ・・・としのすけ的には、和系の食事に合わせるには、やはりちょっと甘すぎるかもしれません。

HP:7

mar20_2038.jpg


シャトー・ムーラン・ディッサン[2001]シャトー・ムーラン・ディッサン(2001)
2005/03/20 軽井沢プリンスのコテージにて

マルゴー村の老舗シャトー、シャトー・ディッサンがメドックで採れた葡萄で醸すシャトー・ディッサンのサードとも言うべきワインです。
クラスはボルドー・スペリオール。
セパージュがカベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー50%ということで、十分な果実の凝縮感とスパイシーなテイスト、滑らかなタンニンが既に飲み頃のバランスで味わえます。
よく出来た年のディッサンを思わせる、柔らかくエレガントなマルゴーテイストも垣間見ることができました。

HP:8
フルール・ド・リンチ
2005/03/22 JAL機内(クアラルンプール行き)にて

急なお仕事で、渦中?のマレーシアに行くことに。(T_T)
スキーツアーから帰ったら即海外出張と・・・ちょっとハードスケジュールです。

JALのエコノミーでサーブされる赤ワインがこれ。
ビール&トマトジュース(レッドアイ)の後に頂きました。
アパラシオンはボルドーです。
ボルドー・シュペリエールクラスの飲み口で、果実・酸・タンニン・甘み・樽香ともに、やや物足りない感じは否めません。(^^;)
しかし、機内食に合わせるにはちょうど良い感じです。
プラスチックコップでいただくのですから・・・多くは望めませんね。(笑)
空の上で、ワインが飲めるだけで幸せです。

HP:6

現地に到着したら、着替えて早速(夜8時30分頃から)打ち合わせ。
結局深夜までかかりました。
その間は流石にワインはオアズケ。
マレーシアの代表的な「焼きそば(名前は覚えられず)」と一緒に、現地の「タイガー・ビール」という奴をいただきました。

タイガー 缶

ハイネケンの技術で創られているらしいのですが、癖のない、キレのあるビールでした。
クロ・ド・バイオス&ロバート・モンダヴィ・カベルネ・ソーヴィニョン・ナパヴァレー
2005/03/23 シューク!%JWマリオットホテル@クアラルンプールにて

JWマリオットホテルにあるシューク!(Shook!)というレストランで夕飯をいただきました。
和食、中華、イタリアン、ステーキ等々、何でもある感じです。(^^;)
従業員もフレンドリーでサービスもまあまあ。
流石はマリオットです。
そこでいただいたのが、クロ・ド・バイオスというカリフォルニアはソノマのワインと定番ロバート・モンダヴィのカベルネ・ソーヴィニョン。
ここでは・・・本当に面白いことがありました。(笑)


まずはソフトシェルのフライだとか、トウガンのスープだとか、いろいろ食べ物をオーダーし、お店オススメのソノマの赤、クロ・ド・バイオスをいただくことに。
カリフォルニアにしては、樽香の控えめなカベルネでした。
最近のカリフォルニアの創りは本当に上品になってきています。(^^;)
もちろん、食べやすい日本風マレーシア料理との相性はバッチリでした。

HP:7+


次に何を頼もうかなとワインリストを物色し始めてビックリ!
流石はマリオット、「うちはトップクラスのホテルなんですよ!」ということのアピールなのか何なのか・・・ムートンが全ビンテージ揃っているではありませんか!
そこで、お土産の意味もかねて、思い切ってとしのすけの憧れのワイン、シャトー・ムートン・ロートシルトの1959年をオーダーしました。
(だって、日本円で約8万円!ありえない破格!)

Ch・Mouton Rothscild [1959]

すると、マネージャーらしき人が出てきて、「本当に飲むのか?開けたら不味くても代金は貰うぞ」と言うので「それでもいい」と言うと「わかった」ということで楽しみに待っていると・・・
「ボスが『売れない』と言うので、申し訳ないが諦めてくれ」とのこと。
そりゃそうですよね、としのすけがオーナーなら、そんな値段では絶対に売りませんから。(笑)
そのやりとりの間に、従業員がどんどん集まってきて我々の回りを遠巻きに取り囲んで様子を見ている・・・結構面白い経験でした。(笑)
あとで聞くと、マレーシアの普通の世帯の月収が約3万円とのこと。
8万円のワインというと・・・給料の3か月分(=婚約指輪?)くらいに相当するそうです。
(同席してくださっていたKさん、Sさん、本当に気恥ずかしい思いをさせて、申し訳ありませんでした)
それにしても・・・売れないワインをオンリストするなよ~。

で、結局飲んだのはモンダヴィのカベルネ・ナパヴァレーとあいなりました。(^^;)
カリフォルニア州のノース・コースト、ナパ・ヴァレーの産。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニョン78%、カベルネ・フラン7%、メルロ13%、マルベック2%と、極めてボルドーライクな創りです。
葡萄は全て手摘み、ステンレスタンク醗酵、長期のスキンコンタクト、フレンチ・オーク小樽(新樽率25%)で18ヶ月熟成、ノン・フィルター瓶詰めとスペックももちろん申し分なし。(^^)
スパイシーな中にナチュラルな果実味と上品な樽香、スムーズなタンニンが味わえる上等なワインでした。
熱帯のマレーシアにあって、繊細なワインを美味しくいただける贅沢・・・
幸せなのですが・・・どうなんでしょう?(^^;)

HP:8


このシューク!というお店、正確にはマリオット・ホテルの中ではなく、ホテルと直結した「スターヒル・ショッピングモール」にあるようなのですが、このスターヒル・ショッピングモールが凄い!
まさにブランド品のオンパレードで、ヴィトンなど、その品揃えには目を見張るものがあります。
しかも、どれも少し安いようです。
ショッピングを楽しみたい方には応えられない場所なのかもしれません。(^^)
営業時間も、殆どのブランド店は夜9時まで開いているので、あまり時間を気にしないで、ゆっくりウインドウ・ショッピングが楽しめるのもグッドです。


ちなみに、この日のお昼は、同じくマリオット内にある上海レストラン「Shanghai Restaurant」(まんまです!)でいただきましたが、ここの人気料理のワンタンのような形の皮の中に具沢山のスープが包まれているお料理は絶品でした。黒酢にショウガを少々入れて、この小籠飽みたいな食べ物に少し乗せていただくのが美味しい食べ方なのだそうです。
リミル(RYMILL)・クナワラ
2005/03/24 センティドス・タパス%JWマリオットホテル@クアラルンプールにて

夕方に軽くカクテルをいただいたので、夕飯はワインをメインにということで、センティドス・タパスという、イタリアン?スペイン?系バーにお邪魔しました。

イカのフライ等、軽くつまみを頼み、選んだワインがオーストラリアはクナワラのシラーズ
リミル(RYMILL)・クナワラです。
よく知らない銘柄なので、としのすけの必殺技、
・ボトルは重いか?
・上げ底が高いか?
・コルクは長いか?
で選択。(^^;)

リミル(RYMILL)というワイナリー、調べてみると、クナワラに1990年に本格創業した新興ワイナリーのようです。
特にシラーズは、古い葡萄から醸され、フレンチ・オークで熟成させた力作のようです。

開けてみると、なかなかのボディーにジューシーな果実味。
樽も出すぎず適度に効いていて、スパイスも心地よく、なかなか好感の持てるお味でした。

HP:8
フルール・ド・リンチ
2005/03/25 JAL機内(クアラルンプール⇒成田行き)にて

またまたJALのエコノミーでサーブされる赤ワインです。
ビール&トマトジュース(レッドアイ)の後に頂きました。
(なんてワンパターンな行動・・・)
アパラシオンはボルドー。
何度もコメントしておりますとおり、ボルドー・シュペリエールクラスの飲み口で、果実・酸・タンニン・甘み・樽香ともに、やや物足りない感じは否めませんが、機内食に合わせるにはちょうど良い感じのワインです。

HP:6


それにしても、エコノミー座席で夜のフライトは辛いです。(T_T)
疲れているし、眠いからどうしても寝てしまうのですが・・・気がついたら腰や首が凄く痛い・・・
もう若くないのでビジネスクラスに乗りたいのですが・・・会社がそれを許してくれないので致し方なし。(トホホ)
シャトー・クロ・サンテミリオン・フィリップ[1999]シャトー・クロ・サンテミリオン・フィリップ(1999)
2005/03/26 自宅にて

やっぱり自宅が一番です。(笑)
今日のワインは、シャトー・クロ・サンテミリオン・フィリップ(1999)。

家族経営のシャトーで、息子さんが畑仕事をし、娘さんがワイン製造に関わり、お母さんが営業をしているらしい。(笑)
日本での取り扱いは、ワイン館NISHIURAさんだけだそうです。
セパージュは、メルロー&カベルネ・フランと典型的サンテミリオン。

コルクは5センチ級の上等なもので、染み付きも殆どなし。
もう、これだけでかなり好感が持てます。
開栓直後から、ほんのりと樽香と熟成したメルローの香りがします。
色は僅かに紫の残る感じの濃い赤紫?。
というのが、マレーシアからお土産に買ってきたROYAL SELANGOR製の錫のワイングラスに注いだので・・・色があまりわかりません。(^^;)
(明日はいつものワイングラスに注いで、色を見てみます)
香りは、まだまだ若々しいメルローのニュアンスで、所謂「厩」のような香りはほとんどありません。
フルーツケーキを思わせる赤・黒の果実味をメインに、適度な樽香が高級な感じを演出してくれます。
タンニンも、驚くほどにマイルドで、収斂感がしっかりありながら、全く不快感がありません。
これは、このワインのもつ特性なのか、それとも、ワイングラスが錫だからなのか・・・
これは明日の実験を待たなければなりませんね。(笑)
とりあえず、今日のところの評価としては、

HP:8+

花のニュアンスすら感じる、ちょっとマルゴーチックな上質のサンテミリオンだと思います。
厩の香りがほとんどしないので、まさに今飲み頃なのでは?
今を逃すと・・・次回としのすけ的に美味しく飲めるのはかなり先になるかもしれません。(厩臭があまり好きではないので)
うず潮屋@新横浜の飲み放題ワイン
2005/03/29 うず潮屋@新横浜にて

会社の同期2人が異動するということで、久しぶりの同期会でした。
会場はうず潮屋@新横浜
店内に大水槽があり水槽内を泳ぐお魚を見ながら新鮮な海鮮料理が食べられる、知る人ぞ知る?新横浜の人気店です。
人気の秘密はやはり新鮮なお刺身の美味しさとリーズナブルなプライス。
7時スタートの時点では空いている席も目立ちましたが、30分もすると結構一杯に。
サラリーマン風の人たちばかりです。(^^;)
そこの「飲み放題」で出てくるワインが今日のワインです。
赤、白が選べ、500ML程度の100円ショップに売ってそうなデキャンターに入って来ます。(^^;)
香りはほとんどなく、色は底がはっきり見える薄い赤紫。
タンニンも殆どなく、非常に飲みやすい、ジュースみたいな赤でした。
これなら、本当に「ガブガブ」飲めそうです。
好ましかったのは、思ったよりドライな味わい。
妙に甘ったるいところがなく、和風の料理や刺身にもちゃんと合わせられました。

HP:5

ヴァルポリチェッラキャンティーを少し水で薄めたような感じ」というのが一番ピッタリするでしょうか。
調子に乗って本当にガブガブ飲んでしまって・・・ちょっと酔っ払ってしまいました。(^^;)
で・・・我慢できずにタクシー乗り場の脇にあった屋台でラーメン。(美味しかった!)
あ~、オッサン万歳!(笑)

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